ごあいさつ

教授 波呂浩孝

教授
波呂 浩孝

山梨大学医学部整形外科学教室は、1983年4月1日に初代教授赤松功也先生が就任され開講されました。1999年7月1日には、浜田良機教授が第2代教授に就任されました。26年の長期にわたり、教室の基礎を構築し、その発展に寄与されました。

2009年10月1日付けで、私が山梨大学大学院総合研究部整形外科学講座教授に就任いたしました。

整形外科は頚部から体幹、四肢遠位まで幅広い守備範囲を有し、小児から青年、成人、高齢者までの年代にわたる、脊椎・関節・手外科・骨軟部腫瘍・外傷・小児整形・スポーツ外傷・リハビリテーションなど多岐の疾患に対応しています。本邦は高齢化が進行していますが、健康寿命を延長するために、整形外科医療の需要は益々増加しております。整形外科の基本は内科的治療ですが、功を奏さない場合には外科的治療が有効です。大学病院診療の重要な目標は、高度な外科技能を駆使して安全に診療を行うことです。大学病院の手術室は2016年1月から新病棟で稼働が開始され、整形外科が手術を行う部屋はバイオクリーンの環境が整備され、空気中の洗浄度が極めて高いレベルで管理されております。また、高度先端機器であるO-arm、ナビゲーションシステム、神経モニタリング、高性能顕微鏡やエコーが整備され、日本でも最先端の設備の中で手術を行っております。これからも患者さんに安全に高度医療を受けていただけるように努力して参ります。

一方で未解決な病態を解明しそれを臨床へ応用して、新しい治療法の開発を進めることも大学病院の重要な責務と存じます。地域医療と研究、教育の発展に講座の先生方と一緒に邁進していきます。当講座は国内外の整形外科や基礎講座と連携、研究を行っております。また、県内の関連施設と密接に連携をとって診療、教育、研究を行っております。

山梨大学整形外科の目標

  1. 患者さん中心の地域医療の実践
    医療安全に十分配慮し、多部門の専門家を備えた高度医療を実践します。
  2. 国内、国外に通用する医師の育成
    Man-to-manに学生や若手医師に接し、それぞれの目標が叶えられる教育を行います。国内、海外留学を奨励します。
  3. 現状の問題点や限界を打破する研究
    臨床から基礎、基礎から臨床にfeed backできる視点を失わず、他の診療科や基礎教室あるいは国内海外の大学と積極的な連携を図って、最先端研究を行います。スタッフは現状の医療が100%ではないことを常に意識して、未来に向けた臨床・基礎研究を行います。