辰野力人先生の論文がcell death & disease(IF:12)にアクセプトされました。
おめでとうございます。内容としては以下のことを明らかにしたものです。
- 骨肉腫において原発巣と比較し、肺転移巣では腫瘍関連マクロファージ(TAM)の量が多く、TAMが骨肉腫の進展に関与していることが示唆されました。
- 腫瘍微小環境において骨肉腫とマクロファージの相互作用によりIL-8の産生が増加し、FAK経路を介して骨肉腫の増殖、転移を促進しています。
- IL-8によって増強された骨肉腫の増殖、転移はIL-8中和抗体によって抑制されます。
予後の改善が停滞している骨肉腫治療において、IL-8が新たな治療ターゲットとなる可能性があります。